小雨まじりの肌寒い陽気の犬吠埼。
 師走に入り暖かい日が続いていただけに、少し残念な天気です。
 そんな中、本日ご紹介するのは、となりまち東庄町にある「八丁堰(はっちょうせき)」別名「夏目の堰」です。
 「八丁堰」は、長さ400m・幅200m位の長方形の堰です。
 南の長辺に「大利根用水」が西から東に走っています。
 「大利根用水」からのインレットと、揚水ポンプ場は西岸の民家近くにあります。
 なお流出は東の水門となっています。
 「八丁堰」はバードウォッチングの世界では、関東有数の名所。
 毎年11月から翌年3月まで、3000羽〜6000羽の鴨が飛来します。
 種類はマガモ・カルガモ・キンクロハジロ・ホシハジロ・コガモ・オナガガモ・ハシビロガモ・スズガモ・ヒドリガモ・ミコアイサ等が訪れます。
 また白鳥も越冬に「八丁堰」に飛来し、朝方白鳥が餌を探しに飛び立つ姿や、夕方、優雅に振る舞う姿を見ることが出来るようです。
 「八丁堰」の歴史ですが、太古の入り江、「椿の海」に面した大地の裾に、いくつもの溜池が築かれました。
 「八丁堰」は「小南三重溜池」と呼ばれ、小南村にあり面積16町3反・水利権は夏目村となっていました。
 現代の堰(八丁堰)の北側と東側に、それぞれ堰があり、総称して「三重溜池」としていたが、その後北側と東側の溜池が水田となり、「三重溜池」の呼称が消滅、今の「八丁堰」だけがが残りました。
 なお「八丁堰」隣接の「県立東庄県民の森」には水鳥観察舎もあり、バードウォッチングが楽しめるようです。
 銚子近隣のバードウォッチングの名所「八丁堰」に白鳥や鴨達を愛でにお出掛けください。
 
            
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地域情報::香取 | 11:12 AM |