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「愛宕神社祭礼」(匝瑳市)
 本日ご案内するのは、近隣市「匝瑳市」「愛宕神社」(富谷地区)で7月23日(水)・24日(木)に開催されます「愛宕神社祭礼」です。

 「愛宕神社」は、「全国」に約900社ある「神社」で、「総本社」は「京都府」「京都市」「右京区」に鎮座する「愛宕神社」で、「旧称」は「阿多古神社」、現在は「愛宕さん」と呼ばれています。
 「愛宕神社」から発祥した「火防の神」に対する「神道の信仰」のことを「愛宕信仰」と呼ばれ、「愛宕山」の「愛宕神社」ですが、古くから「修験者」によって江戸時代の「愛宕信仰」を「日本全国」に広められたそうです。
 中世後期以降、「愛宕の神」は「火伏せ」に「霊験」のある「神」として広く信仰されるようになったそうです。
 「日本全国」で「愛宕」を「社名」につける「神社」「愛宕神社」は「43都道府県」に約1000社あり、特に「東北地方」に多く分布されています。

 今回ご案内している「愛宕神社祭礼」の「愛宕神社」は、「匝瑳市」「八日市場」に鎮座する「神社」です。
 「愛宕神社」の「御祭神」ですが、「国之常立神(くにのとこたちのかみ)」で、ほかに「天地開闢(てんちかいびゃく)の神々12柱」を祀っています。
 なお「天地開闢」とは、「天地」に代表される「世界」が初めて生まれたときのことを示すことで、近代以降は「古事記」「冒頭」の「天地初発之時(あめつちのはじめのとき)」が想起されますが、ただし、ここには「天地」がいかに想像されたかの「記載」はなく、「神話研究」における「天地開闢」は「日本書紀」に記載されているそうです。
 「古事記」では、「別天津神」の「次」に現れた「十二柱七代の神」を「神世七代」としており、「最初」の「二代」は「一柱」で「一代」、その後は「二柱」で「一代」と数えて「七代」とし、なお「島根県」「安来市」(旧・出雲国)にある「十神山」は「イザナギ」、「イザナミ」の「両神」を除く「十神」が祀られていたとする「話」があります。
 ちなみに「天地開闢の神々12柱」ですが、下記の「神々」だそうです。

 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)-至高の神

 高御産巣日神(たかみむすひのかみ)-征服や統治の神

 神産巣日神(かみむすひのかみ)-生産の神

 宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)

 天之常立神(あめのとこたちのかみ)

 国之常立神(くにのとこたちのかみ)

 豊雲野神(とよぐもぬのかみ)

 宇比邇神(うひぢにのかみ)・須比智邇神(すひぢにのかみ)

 角杙神(つぬぐいのかみ)・活杙神(いくぐいのかみ)

 意富斗能地神(おおとのじのかみ)・大斗乃弁神(おおとのべのかみ)

 淤母陀琉神(おもだるのかみ)・阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)

 伊邪那岐神(いざなぎのかみ)・伊邪那美神(いざなみのかみ)

 (左側が男神、右側が女神)

 「愛宕神社」の「創建年代」は不詳ですが、天保11年の「大火」の際に「ご神体」であった「勝軍地蔵菩薩」が「白馬」に乗って「石段」を下り、「村」への「延焼」を食い止めたと伝えられています。
 (下記「備考」「愛宕神社の天馬」を参照)
 「愛宕神社」は、当時「愛宕山大権現」と呼称し、「別当」は「持福寺」だったそうです。
 「持福寺」ですが、明治元年に「神仏分離」し、「愛宕神社」と「改称」し、「持福寺」は「廃寺」となりました。
 「愛宕神社」の現在の「社殿」ですが、江戸後期嘉永2年(1849年)「再建」を昭和59年(1984年)に改修したものだそうです。

 「愛宕神社祭礼」は、「近在」の「人々」から「愛宕様」と慕われ、「火伏せの神」として名高い「愛宕神社」で毎年7月23日・24日に執り行われている「祭り」です。
 「愛宕神社祭礼」ですが、7月23日(水)の「初日」には、「山車巡行」と「神輿」と昔ながらの「衣装」を「身」につけた「御神幸行列」が執り行われ、「2日目」の7月24日(木)は、「軽快」な「囃子」で「神輿」が「各家」に寄る「家送り」が執り行われ、「夕方」になると「地区内」は「歩行者天国」となり、「様々」な「イベント」が開催されます。
 また「愛宕神社祭礼」では、「夜」に「神輿」の「最終渡御」が行われるそうです。

 「火伏せの神」を祀る「愛宕神社」で執り行われる「愛宕神社祭礼」。
 この機会に「匝瑳市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「愛宕神社祭礼」詳細

 開催日時 7月23日(水)・24日(木) 10時〜22時

 開催会場 愛宕神社 匝瑳市八日市場ロ398

 問合わせ 匝瑳市産業振興課商工観光室 0479-73-0089

 備考
 「愛宕神社祭礼」が執り行われる「愛宕神社」には、「愛宕神社の天馬(あたこじんじゃのてんま)」(2012年7月21日のブログ参照)という「伝承」が伝えられています。
 「愛宕神社の天馬」ですが、下記の「伝承」となっています。

 愛宕神社の天馬

 昔々のある時、福岡村にものすごい火事があった。
 風の強いことと、火元が風上であったために家々をなめるように広がり、人々はただただ、逃げまどうだけであった。
 その時である。
 愛宕神社の扉が開かれて、中から駒に跨(また)がった白髪白衣(はくはつはくい)の神様が現れて石段を駆けおりた。
 駒は、天馬と言われる翼を持った馬だった。
 神様は、上から十二段目の石段で止まり、燃え広がる福岡村を見渡すと、手に持っていた白い杖を振り上げ、何か呪文を唱えた。
 すると天馬は、これに合わせるように、ひと声、
 「ヒヒヒヒーン」
 と嘶(いなな)いた。
 その声が、神社の森から風に乗って天に消えたその時、空は一転して曇り、カミナリがとどろいて雨が降り出した。
 とどまるところを知らなかった火事は、この雨で忽(たちま)ちに消されてしまった。
 神様のおかげで福岡村の半分は、火事からのがれることが出来たのである。
 愛宕神社の石段に今でも残るひづめの跡は、その時の天馬の足跡と伝えられている。

 ちなみに「福岡村」とは、「匝瑳市」「八日市場」の「前身」で、「干潟八万石」の「西側」に位置していた「村」です。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=2182 |
| 地域情報::匝瑳 | 10:56 AM |

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